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プロフィール

HARUKA jewelry
ジュエリーデザイナー/ 彫金作家
HARUKA MORIYAMA

自分がやりたいことをしないと、大変なことになるという体験から「私が私でいるため」の想いを軸に、HARUKA jewelryを立ち上げる。
また、私が私でいることが、お客様へシフトを起こしていくきっかけになることを願っています。

好きなことをして自由に生きられる人が増えたら、みんなもっと幸せでいられると本気で思っています。

「どうするべきなのか」という考えだけで過ごしていた

子どもの頃からものを作るのは好きでした。あとはガラス宝石ように透明なもの、カット前の鉱物的な感じのする石も好きでした。
食べるものを作るのも好きです。
とにかく自分が欲しいものや食べたいものを作ることをよくやりましたし、今も同じです。

中学の1 年くらいの時に父親の病気がわかり、わかった時点で余命半年ということでした。
それから1 年半くらい闘病生活をしていたのですが、その間が大変でした。
今思えばストレスしかない生活ていましたが、よくそれで普通に学校へ通っていたものだとと自分でも驚きます。

これ以上普通ではないことをして母親に負担をかけられないと思っていていたのでしょうが、当時の自分にはそれもわかりませんでした。
自分の「こうしたい、したくない」という感覚、感情よりも「どうするべきなのか」という考えだけで過ごしていたはずです。

やりたいこともやりたくないことも地味にめちゃくにめちゃくちゃ頑張っていました

その後も、不登校でもなく荒れた生活をするでもなく、一見普通に生活し勉強していました。
自分も誰も知らない状態で、やりたいこともやりたくないことも地味にめちゃくちゃ頑張っていました。

大学生になり、卒業後に何の仕事をするかを考えましたが、自分の感情を抑えたままの状態なので、何をしたいかもわかりません。
何かを作るということはずっとやっていたのですが、それを仕事にしようという考えが何故かありませんでした。

頭で考えて、大学を卒業してから医療職の専門学校へ行きました。
やりたいというより、仕事としてこれなら大丈夫そうという感じででしょうか。あとは、父親が病気の時には何もできなかったという、罪悪感のようなものもあったでしょう。

専門学校に一年半通ったところで突然具合が悪くなりました。無理をして生活していたのですから、どこかで限界がくるのは当然です。
自分でもどこかで「そうだよね」という気持ちと、「これで無理ばかりの状態をやめられる」という安堵感がありました。
そこから短い時間で学校を辞めようと決めました。周りからは、すぐに決めなくてもいいとか最後まで行ったら、とか言われましたが、それは絶対に違うとわかりました。
今思うと、そんなにはっきり自分の意思を感じ、人から何を言われても迷わなかったことは、それが初めてだったのではないかと思うくらいです。

自分の中の浄化、大掃除が始まった時期。自分のことが知りたかった

体調が悪くなってからは、父親が病気をしていた間のこととか、それよりも前のこととか、それまでの人生で自分の中に無理やり抑えていたものがもう大量に出てきました。
そして同時に「自分て誰なんだろう」と突然思い始めました。
自分の心の状態に一人で対処しきれないことは最初からわかりましたので、カウンセリングに通いました。

カウンセリングというも、必要なのはわかりますが、自分の気持ちや考えを言葉にして外に出さなければいけません。エネルギーのいることですし、つらい気持ちも出てくるので、今思えば結構な作業でした。
でも当時は、それが必要なことだとわかっていたので出来ました。
元気になるためやるしかないと思っていました。
体調が悪くなってからすぐにわかりましたが、大学では心理学、次は医療職というこの流れ、自分のことが知りたかったのだと思います。

今の仕事とは全然関係ないことのように見えますが、自分が本当に元気になるためにも、いろいろなことを自分で考えて決めるためにも、私には必要な知識と経験でした。

人生を変えるキッカケになった、アクセサリー作家さんとの出会い

体調が悪くなり始め、なおかつ専門学校でやっていることははっきりと「違う」とわかった頃、路上でガラスビーズのアクセサリーを売っている方に出会いました。
珍しいチェコビーズや自分が見たことのないパーツが多く使われていてあまり見たことのないものが多く使われていて、デザインも普段目にするものとは違ってとても個性的。「かわいい!おもしろい!」と、かなりハマりました。

最初は作品を買っていたのですが、そのうち自分も作ってみたくなってガラスのビーズやシルバーのパーツなどをを集め、自分が着けたいと思うものを制作するようになりました。
その前にも突然鉱物の本を買ったり、今考えれば、現在の自分の活動につながる感じは十分あったのですが、この作家さんに出会ったことで自分の中の「制作活動スイッチ」が入った感じです。

元気ではないので、そんなに長く制作の作業はできないのですが、これだけはやりたくてできました。

意識の変容「こういう生活や仕事のやり方もあるんだな」という意識を持つ

今の私とこの作家さんでは、作品の内容も活動方法も方法も違いますが、この方と出会うことで「こういう生活や仕事のやり方もあるんだな」という意識を持つようになりました。
今になって、自分が思っていたよりも深い部分でこの作家さんに共感していたと感じます。

作品の内容以外に、この作家さん自身にとても心を惹きつけられていましたので、会ってお話するのも楽しみでした。
この方のエネルギーに触れること自体、自分には意味があったのでしょう。
今は、自分もお客さんになってくださる人と、こんな風に交流できるように活動したいと思っています。

もっと自分が思うものを形にしたい!学校へ行くことに。

制作を続けるうちに、もっと自分が思うものを形にしたくて、彫金の学校へ行くことを考えるようになりました。

それなら仕事にできるようにちゃんと学ぼうと思い、本格的に彫金と3Dデータでの原型制作を学べる学校へ通いまし私た。

学校へ行こうと思ってからすぐに通える体調ではなかったのですが、学校へ通うことは決めてありました。

元気になってきてまずパートを始め、その後一年くらいしてから学校にも通い始めて4 年半くらいで卒業しました。

自分でいる。ということ

今私は、自分が自分でいるためにこの活動をしています。

自分でいるということは、自分の本当の気持ちがわかり、本当に自分がどうしたいのかがわかることだと思います。

そして、そんな自分自身を信じ、自分の心に誠実な選択を常にしようとすることだと思います。

自分ではない選択→体調が悪い→本当の自分に戻るという経験は、今の私が迷わずに、自分のやりたいと思うことを追求するための原動力になっています。

自分ではないことを頑張るとどうなるのかよくわかったので、もう二度とそちら側には行かないと決めています。
自分がやりたいことをして幸せでいないと、自分が周りのためと思って無理や我慢をしていると、自分を含め誰のことも幸せにしないと思います。

「一見うまくいっている、普通の生活をしているけど」・・・という方へ

昔の私のように体調が悪くてどうしようもない状態でなくても、一見うまくいっているようだし普通の生活をしているけど「なんとなく不安」とか「何をやっても満足できない」とか「他に何かあるんじゃないか」とか思っている人って、今の日本にはたくさんいると思います。

そんな状態の人が、HARUKA jewelry に出会うことで、少し立ち止まって自分について考えたり、本当にやりたいことについて考えたりしてほしいと思います。

そして「やってみたいことがあるけど自分に出来るのか不安」と思う人が「あの人がやってるんだから自分もできる」と思ってくれたら本当に嬉しいです。
自分の本来持っている、好きなことや才能を生かして生きていくということは、特別なことではなく、やりたいと思う人なら誰でもできることだと思います。

ここまでの人生で集めたものを使って、自分の思う人生を創っていく

HARUKA jewelryでは、「完成品の販売」と「石を選んでセミオーダー」というメニューに加え、これまでの私の経験を踏まえて提供する「自分と繋がるジュエリーセッション」というメニューがあります。

メニュー一覧


今の自分、これからなりたい自分についてじっくりお話しした後、それに合った石を選び、セッティングを決めていただくという内容です。

元気でない頃はそのせいで大変なことも多くて、やりたいこともそんなにたくさんはできなくて、本当にいろいろありました。
ですが、それは私が本当の私に戻るための活動であり、私には必要な時間でした。

それまでに経験したことすべてが必要なことであり、だからこそ今の自分があると心から思います。
ここまでの人生で集めたものを使って、これから本当に楽しい、自分の思う人生を創っていくのが楽しみです。

ジュエリーを通して、ここまで読んでくださっているあなたとのご縁があれば本当に嬉しいです。